3月28日
最初のミーティングで自分が被害者であることを存分に語ってしまった。
でも他の人たちはとにかく謙虚だった。第三者からみれば被害者ともみえるのに、相手を尊重していた。かばうわけでもなく、依存症本人と自分を切り離していたのだと思う。
「私は私でこう感じた」
ただそう話していただけだと思うけど、あんなことをされた、こんなことをされたという事実の羅列ではなく、
そういう経験を通して自分は何を感じたか、どうしてそういう態度をとったのか、というところまで掘り下げて、その掘り下げた部分だけを語っているのに、
「この人は大変な経験をしたんだな」と感じさせる何かがあって、
それがわかちあいという言葉なのだと思う。
「私も同じことされたー」とかそういう共有ではなくて、
どういう気持ちになったのか、というわかちあい。
その先の行動や考え方を良い方向にもっていくための本。
ここまでわかっているのに、ちょっと安定するとミーティングに行かなくなったり、
本を読まなくなったりする私はまだまだ自分に甘いんだな、と思う。