私は特に信仰のない日本人だ。
アラノンでは神という言葉が頻繁にでてくるが、自分の中では八百万の神々のような気持ちでとらえている。
「極限におかれた時、神に目をむけて助けを求めようとする限り絶望はありえない」
実際に目に見えて神様が何かしてくれるわけではないけれど、「手から離して神に預ける」という言葉は何度も私を救ってくれた。
絡まれそうになった時、ただただその言葉を自分の中で繰り返して難を逃れたことが何回もある。
私がなんとかする、なんとかできるという自我を抑える、それが必要だったのかもしれない。