2月2日
結婚当初夫は自営業だった。父親から借金だらけの状態で引き継いだ先細りの業種だった。私はどうにか経営を立て直そうとホームページを作ったり、掃除をしたり、事務所を移転したりしたけれど結局経営難で休業という形で終わらせた。
その渦中にいるときは、これをすれば立て直せるかもしれない、と思っているけれど、今冷静になればそんな方法で売り上げが上がるとは到底思えないし、悪あがきにすらなっていなかったと思う。
アルコール依存症も同じような気がする。その時は自分で考えつくことをやって、前に進んでいる気になって希望を持つけれど、それは自分の中で良い妄想にしがみついているだけで現実はそんなに甘くない。
仕事には経営がつきまとうので、偉大な力というのはお金とか時流とかそういうものだったりするのかもしれないけど、自分の中で完結するものではないことをよくわかっている必要がある。