nirenohi’s blog

アラノンで今日一日を続けます

3月30日

私は不安から答えを決めつけたり、予想している。

その予想が外れた時に、なんとも言えない気持ちになる。

今日は夫は飲酒してしまうかもしれない、と思いながら、シラフで帰ってくると安堵でもなく、がっかりでもなく、この人はちゃんとしてるんだな、と感心する。自分の感情を切り離してやけに客観的に「こういう人なんだー」みたいな気持ちになったりする。

結果がわかるまではとにかく感情的になっているのに、結果がでたら客観的になる。

うぬぼれも感情だ。

3月28日

私の声の調子や態度から自己憐憫や恨みは消えただろうか。

今までは自分でもわかるくらい恨みというか、人のせいにするようなしゃべり方をしていた。

今は子育てに関して自己憐憫が生まれつつある。そのことでケンカしたこともある。

4月に子どもが生まれて、夫は年末から断酒を始めた。なので、4月から12月までは

お風呂上りの着替えとかをしてはいたが、飲みすぎて寝てたり、動けなかったりでやれるときはやってくれるだけで、頼りにすることはできなかった。断酒後はノックビンの副作用で倦怠感と眠気で飲酒していた頃よりもっと頼めなくなった。

自己憐憫は募った。

今はノックビンをやめて、断酒もしている。だからもっと子育てに協力できるようになったのだが、素直にお願いができない。

頼ってほしい気持ちは夫から感じるのに、「いいよ、私がやる」という態度にでてしまうことがある。

 

3月27日

ミーティングへ行くと、出席している人を評価してしまうことがある。

特に私は丁寧でゆっくりな人にいらっとしてしまうことがある。

 

それなのに、私の話は熱心に聞いてくれるのだ。私が聞く側の時は「まわりくどいなぁ」とか思いながらいらっとして聞いているのに。

 

ゆっくりで丁寧は私にはできないことだ。だからいらっとしてしまうのかもしれない。

 

感謝している。

3月26日

夫が断酒3か月になった。夫の本来の性格はまじめで優しい人だ。飲酒していた頃もシラフの時にはそういう性格が見え隠れしてはいた。ただシラフでも人を見下すような発言が多かったし、早く仕事を終わらせて飲みたい、という気忙しさみたいなものが常にあった。仕事で飲めないことへの怒りみたいなものがいつもあった。

断酒をしてから時間の流れが変わった。断酒したら飲酒している時間がうくだけかと思っていたら、それ以外の時間にもゆとりができた。ただ、そのゆとりが飲酒欲求を生んでしまうようで大変そうだった。

アルコールは薬物だ。断酒をしてみて始めて実感する。覚せい剤とかそういうものと同じくらい、理性とか、本来の性格とかをなくしてしまう。

アルコールに対して無力なことは覚せい剤とかの薬物に無力なことと同じだ。

3月25日

沈黙とはちがうかもしれないけれど、最近は聞き流すことができるようになった。

今までは洗面所から「くそっ!」とか聞こえると「どうしたの!?」と駆け寄っていたけど、今は聞き流している。この時は電気シェーバーのコンセントがうまく入らないだけだった。

昔、夫の独り言に敏感に反応していた頃に「なんでいちいち反応するの?」と言われたこともある。それくらい私は夫の行動に過剰な反応をしていたのだろう。

「無視」と「聞き流す」の違いは相手にも伝わっていると思う。

昔は「なんで無視してんの?」と私が無視した時には必ず言われた。

でも今聞き流したとしても何も言われない。いやみやうらみが減ってきたのかもしれない。

3月24日

「勇気とは怖れつつも祈っていることである。」

 

今日で366日目だ。最後の最後にすごい言葉がでてきた。

涙がでた。

今の私のことだ。私は勇気をもつことができるようになったのだ。

夫の断酒が継続すること、こどもと3人で幸せな家庭を築くこと、幸せな人生を手に入れること、すべては怖いのだ。叶うかどうかはわからないし、叶わなかった時に傷つきたくないから実現すると期待したくないのだ。期待しなければ裏切られないという生き方をこれまで選んできたからだ。

こどももまだ小さい。ちゃんと成長してくれるか、それを信じるだけでも怖い。

夫の断酒も3か月で、まだまだ不安定だ。4月からこどもの保育園と私の職場復帰があり環境も大きく変わる。断酒が継続できるか考えると怖くなる。

幸せとは自由であり素直でいられることだと今は思う。母の近くでそれを体現すると攻撃されることも多い。娘の幸せは嬉しくもあり、妬ましくもあるのかもしれない。

自分を貫けるのかも心配だし、母を傷つけることも怖い。

でも、怖いけどそうしたい、と今は思える。それが勇気というそうだ。

 

「私は恐れを克服し、ここちのよい新しい自信を身につけつつあるのだ。」

 

つけつつあるのだ。まだ途中だ。でも勇気を持とう。