nirenohi’s blog

アラノンで今日一日を続けます

4月16日

私の母は家族を自分が思うようにコントロールしたい人だ。そのために身を粉にしてお世話をしたり、口を酸っぱくして色々言ったりしているが、その結果、孤独になっていると思う。

私自身も大人になって、母の傾向もわかるようになったが、孤独がさらに相手への要求を高め、要求が高まるから自分から人が離れていく。

「私はあなたのためにこんなにがんばっているのに」というのは、コントロールされる側にしてみれば、誰もお願いしてないし、端からみて幼く映る。

夫婦関係においても、夫に対して私はコントロールしようとしていた時はどうしてわかってくれないのか、という孤独感が強かった。

他の人の行動や運命は私の手の中にはない、という当たり前のことに気づけないのは、自分への過信だ。私は困難を乗り越えてきたし、運不運で片付けるのは言い訳だと強く思っていた時期もあった。

自分の努力次第でなんとかできる、自己責任だと。

でも大人になるにつれて、災害や病気や、環境など自分の努力ではどうにもならないこともあるし、一人ひとり体力も精神力も違うし、すべてを自己責任だと切り捨てるのは違うと思い始めた。

相手をコントロールできないのは当然のことで、無駄な努力だと理解して、自分の感じ方や行動にその努力を向ければ、孤独になることもない。

ただ、何を言っても聞き入れない母をみていると、きっとそのことに気づかないまま人生を終えるのだろうと感じる。