7月13日
アラノンのミーティングで驚くのは誰も傷つかないことだ。それはアルコールの問題を抱えている人に対しても、その場にいないのに悪口を言ったりしない。
あくまで現実として話はするけれど、自分の問題にフォーカスしている。
その姿勢が、初めて参加した時には被害者面して振舞う自分には衝撃だった。
今思えば、自分のことに集中している人は他人を傷つけたり、他人の振舞いに関心をもったりしないのかもしれない。
夫の親戚はいわゆる裕福で高学歴な人たちだ。親戚の集まりでは誰も傷つかない。
かたや私の親戚は母方は酒飲みの祖父がいて、暴言は当たり前だ。父方の親戚にも酒飲みがいて、暴言もある。もちろん盛り上がりはするけど、誰かが傷つく。
そして後々あの人はこうだった、とかその場ですっきり終われる集まりにならない。
お酒を飲まないとすっきり終われる。お酒を飲む人にしてみればすっきりしすぎてつまらないと思うのだろう。でもお酒を飲まない人にとっては早く帰って自分の時間を持ちたいと思うのかもしれない。それが自分のことに集中していることで、他人へ良い意味で興味をもたないということなのだろう。