７月８日

私はまだ不幸に縛られているのかもしれない。私の話し方には怒りに満ちた裁きと自己憐憫と「私が勝つのだ」という自我がある。「私が勝つのだ」という言葉はわかるけど何に勝とうとしているのだろう。夫に勝とうとしているのか、それは仕返しという意味だろうか。それともアルコール依存症の人に負けたくないというプライドか。

論破したい、とも違う。私の方が優れていると思いたいという劣等感だろうか。

私の方が収入が多くて、歳も若くて、頭も良くて、なんて思っているのに、それでも夫に劣等感をもっているというのだろうか。夫は私のもっていないものをみんなもっているから劣等感が私の中にある。だから張り合ってしまう。表向きは夫を立てようとしているけど、自分が優位に立ちたい気持ちがあふれ出てしまっているのだろう。

今夫は断酒に取り組んでいるけど、おそらく毎日スマホで何かを読んでいる。私は断酒に関する何かでは？なんて勝手に想像している。

アラノンという家族の立場でさえ、毎日読まないと自分を律することができないのに、アルコールを飲んでいた本人はもっと毎日努力をしなければならないのだろう。

私がこのブログを辞めたのに、夫がその何かの読み物を継続していたら、私の負けになると思うから、私は今日一日を続けようと強く思った。

私が勝つという気持ちの表れかも。辞めるのは本人なのに。

私はアラノンを続けて、夫は克服できずに途中で断酒をあきらめてしまう。

そんな図を私は無意識に描いているのかもしれない。そんな自分がこわい。