nirenohi’s blog

アラノンで今日一日を続けます

9月10日

私は子どもを不妊治療で授かった。元々欲しかったわけではなく、30代後半、結婚して10年以上経ってから急に不妊治療をしようと言いだしたような感じだ。

だから子どもをみるたびに、不妊治療で授かった欲しくて産んだ子なのだと思い出す。不妊治療自体は比較的スムーズだった。仕事との調整が大変だったくらいで、精神的、身体的にはあまりつらい思いはしなかった。

夫も私の急な思いつきにもかかわらず協力的だった。もちろんアルコールを飲んでいたから受診には1回だけきただけだったが、検査も受けてくれて、私には何もいわず、海外から個人輸入で色々なサプリを飲んでいた。

不妊治療を始める前にもお酒をやめる約束はしたし、治療中も、妊娠中もお酒は飲まないと何度も約束した。そのたびに約束は破られて、私も心のどこかで「いざとなったら一人で育てよう」と思っていた。

実際生まれてみると、夫のおかげでこの子が生まれたのだと強く感じるようになった。

私はモテないし、夫が結婚してくれなかったら一生独身だったと思う。

そう思うとこの幸せのためにつらかった10年があったと思ってもいいような気がしてきた。