１１月１日

結局のところ、アラノンが私に何をしたかというと、結論を先延ばしにしたのだと思う。客観的には離婚しか選択肢がなかった。警察にもそう言われたし、親や友達に相談すれば離婚をすすめられるのは目に見えていた。

それが、アラノンで自分の思いを吐き出すことにより、結論を急がなくなった。というか自分にもできることがあるのではないか、という考えになり、そうやって５年くらいが過ぎていく間に夫も考え方に変化がでてきたのだと思う。

まだお酒は辞められていないが、夫は自分がアルコール依存症だと認め、病院にも通うようになった。

私は未熟ではあるが、人のせいにすることが減ってきた。

時間が解決するとは思わないが、一度客観的に自分たちをみる必要はあると思う。

理論的に自分たちをとらえること、そして自分に素直になるという主観的な部分を総合して考えて結論をだすしかない。

そして今思えば、結論を急がなくてよかったと思う。なぜなら、あの時よりだいぶ幸せになったからだ。