nirenohi’s blog

アラノンで今日一日を続けます

4月23日

「皮肉」はうまいこといえるとすごく気持ちが良い。相手にダメージを与えたことがわかるのに、言った本人は頭の回転が良いという評価を得られたような、感情的に怒った時に感じる後悔もなく、満足感が得られる。

私は小さい頃から皮肉のうまい方だった。他人を観察する能力が高く、読書量も多かったので、語彙も多かったのかもしれない。

自分は表に立つことなく、他人を評価して楽しんでいた学生時代だった。

だから自分が傷つくこともなく、優越感すら感じていた。

夫は逆の人だ。表に立ちやすいタイプで、評価されることも多く、傷つくことも多かったようだ。

口数も多い方ではないから、口喧嘩では私が必ず勝つし、それが暴言や暴力のきっかけにもなっていたのかもしれない。

 

皮肉は喧嘩の時より日常生活のいたる場面で相手を攻撃することができる。

そして、相手への憎しみがあれば準備しなくても言葉の端々で現れる。

皮肉によって受けた傷がいえるのが遅いと書いてあった。確かに、皮肉はあとで謝ったり訂正することがない。そのまま刺さり続けるのだろう。

相手を侮辱しないという難しいことができるよう心に留めておきたい。