4月26日
アラノンは自己に対して何をしてほしいのか
私の現時点での答えは自分に正直であることを肯定してくれることだ。
こんなことを思うのはおかしいのではないか、とか、こうあるべきだ、という自己欺瞞を削り取ってくれる。
私は特定の宗教をもたないので、自問自答をする機会がほとんどなかった。
それは自分の本音と向き合う時間がないことを意味しているのかもしれない。
自己対話というとあやしく聞こえるが、毎日日記をつけたり、自分を客観視する術を持っている人は自分の本音に気づきやすいが、他人との関わりの中で自分に気づくことしかできないと、知らないうちに自分の意見がなくなってしまうのかもしれない。
夫の良いところは、出会った時から私の強がりに対して「本当にそう思ってるの?」と聞き返してくれることだ。
私の母が孤独なのは、父が母の強がりに対して「お母さんがそういうならそうなんだろう」と一見優しく見えるが、無関心であることだと思う。
強がりというのは、自分に本音は別にあるということで、そのことに気づいてほしいと自分でも気づかないうちに相手を試しているのかもしれない。
自分の本音を最初から話せばスムーズに行くことを、自問自答という手間を省いたために相手に負担をかけていること、それは幼い態度であると気づくこと。
自分に正直であることがわがままではないことを知ることが大事だと思う。