4月29日
許すということがよくわからなくて、加藤諦三さんの本を読み漁った時期があった。
内容ははっきり思い出せないが、許せないという気持ちは今の自分にはない。
母は過去に父に浮気されたことがあるらしく、許していない。
それは行動や言葉の端々から感じる。でも、もう40年以上前の話だし、今一緒にいることを選んだのだから水に流せば良いのにと思う。
私が強く感じるのは、母はそれが「許せない」のではなく、「許さない」ことによって復讐しているんだろうな、ということだ。
そして父もそれに付き合うことで現状維持できるならと言いなりになることで丸くおさめようとしている。
私も大人になったので、その関係でうまくいっているならそれで良いと思っているが、
許さない、というのはパワーが必要で大変そうだと思う。
許してしまったら自分の優位性が失われるから必死だ。
私がお酒の影響で本当に大変だったのは7-8年前くらいだと思う。
その時にこんなことをされた、あんなことをされた、ということは思い出そうとすれば思い出せるけれど、普段は忘れていることが多い。
時間が経つにつれて記憶は曖昧になった。
忘れてたまるか、という気持ちがなければ、恨みを抱き続けるのは大変でそのエネルギーは他のことに使った方がよいだろう。
許しますと決めたわけではなくて、何がそんなに許せなかったんだっけ?となりつつある。