nirenohi’s blog

アラノンで今日一日を続けます

7月3日

夫と出会ってからの十数年を振り返ると、何もなかった時期なんてなかった。

夫と出会っていなかったら私はどんな人生だったのだろう。変な話になるが、これだけ大変な思いをしても、出会った方が幸せだったんだろうなと思う。

アルコールによる様々な困難にぶち当たるたびにいろんな人に助けてもらった。この中に友人や家族はいない。相談できなかったから、助けてくれたのは、たった1回だけ話を聞いてもらったカウンセラーさんや、警察の人や、アラノンという存在だ。会社の経営でどん底だった時には、税理士さんや保険会社の営業の人や、警察に拘留された時は、報告のために連絡をした夫の会社の人や夫のいとこなど。他にも病院に運ばれた時の看護婦さんにもやさしくしてもらった。

人にやさしくできない仕事なんてないんだな、と、みんなやさしいんだな、と人を信じられる社会で暮らせることがこれほどありがたいことだとは思わなかったし、自分も人にやさしくありたいと思った。