8月18日
忘れることが得意になってきている。もしかしたら今まで忘れまいとしていただけだったのでは、とすら思えてくる。
最近は忘れるも何もお酒を飲んでちょっと嫌なことを言われたりをするけど、それが何だったのかを覚えていない。忘れる前に覚えていようとしていないのだ。
言われた時にはイラっとしたり、こんなこと言うってことは結構飲んできたな、とかその時の自分の気持ちは覚えているけど、何を言われたかまで覚えていない。
昔はこんなことを言われた、と説明したくてボイスレコーダーに録って、シラフの時に聞かせたこともあった。夫にどうしてそんなに性格が悪いのか、と言われた。
でも、暴言をはいたことを覚えていないことが許せなかったり、離婚の証拠になると思ったり、はっきり言って報復だったのだろう。
しばらく経ってからそのボイスレコーダーを聞き返すと、嫌悪感がすごかった。
夫に対して、ではなかった。自分に対してだったのかもしれない。すぐに消去していた。ただ、お酒に言わされているんだな、ということが客観的にわかったので、そういう意味では役に立ったかもしれない。