nirenohi’s blog

アラノンで今日一日を続けます

12月22日

「世界は初日のように新鮮なものである」

今日はそう思う出来事があった。

夫は先週断酒会へ行き、今日は断酒会の研修会のようなものに出勤前に参加するつもりで早起きして出かけて行った。

研修会が始まる時間にメールがきて、財布を忘れたから家に帰るとのこと。

私は、大変だったね、の一言だけ言って、家の片づけとかをしていた。

夫は「そんなもんだ」と言っていた。結局財布は私服のポケットに入っていて、昨日は財布を持たずに1日仕事をしていたようだ。

研修会の会場まで往復2時間。今までだったら、自分の失態に対して、あの時ああだったからいけないんだ、とか、結局そういうことですよ、とか言ってふてくされたようになるかだった。実際、行く時間ギリギリになっても準備が間に合わず、バタバタしながら、「これは今日行くなってことかな」と繰り返していたけど、私は何も答えなかった。

自分が財布を忘れたことを誰かのせい、何のせいにもしなかったのは初めてじゃないかとすら思った。何かが変わった。

私も変わった。今までだったら、モノをごちゃごちゃ置くから忘れるんだ、とか嫌味を言ったり、「わざわざ早起きしてがんばったのにね」とか余計なことを言っていた。

それに夫が帰宅する前に財布を探しただろう。でも今日はこどもの寝かしつけをしていたので、何もしなかった。

何もしないことが私にとっても初めてだったのかもしれない。

今日は新鮮な1日だった。そしてすっきりしている。