１２月２５日

「自分は常に正しくない」職場では自分の意見を言う時に必ず頭に浮かぶ。反対する人もいるかな、とか、私はこう思うと伝える。

でも夫に対しては何か意見を言うときに、自分は常に正しいと思って発言していたと思う。しかも、嫌味を交えたり、堂々と私はこうしたいと言わずに遠まわしに言ったり、正々堂々としてないわりに、自分の正しさは主張する、みたいな態度だった。

どうして自分は正しいと思っていたのかといえば、優越感かもしれない。みんなそう言ってるよ、という言葉は私の方が正義です、と言っていることと同じだ。それはすなわち私の中にある大きな劣等感だ。自分の考えがない、自分が何を感じているのかわからない、どうしたいのかわからない、そういう自分の劣等感を埋めるために夫を言いくるめて、優越感を感じていた部分があると思う。

今は頭に浮かんだことを口に出す前に一旦ひっこめることができるようになってきた。これは夫も同じだと思う。お風呂でブツブツ言っているが、私に言いたいことを反芻して、後日冷静に伝えているようだ。この前私がこどもをシャワーから出した時に石鹸が残っていて夫が大声で怒った。そのあとは何もなかったようにしていたが、翌日こどもをお風呂に入れていたら、「ちゃんと石鹸流してね」と言ってきた。自分が言いたい事を冷静に伝えようとしているんだと思う。お互い努力の真っ最中だ。