12月30日
今の状態を思い描いていたかといえば、描いていたと思う。
本当にお酒を飲んで大変だった頃も、いつか子どもができて家族らしくなることを望んでいた、というよりはぼんやり描いていた。
希望とか期待とかではなくて、二人ともなんとなく思っていたのかもしれない。
私は離婚は常に頭にあったし、好きだけど別れるということも考えたし、夫もきっと、不妊治療にも抵抗があっただろうし、私の実家の近くに住むことに抵抗もあっただろう。
いろんなことがあったけど、どこか今の未来は全然予想していなかった未来ではないような気がしている。普通に考えれば毎日居酒屋へ行って、夫婦喧嘩をするような状態で、お酒を飲んで警察沙汰を起こして、自営業の借金は残ったまま会社員になって、幸せな家庭を築きたいなんておかしな話に思えるけど、根本的にはまじめな生活をしたかった。
その思いに素直になることができたから今があるのかもしれない。